マイクロスコープと歯科治療

投稿日:2016年8月19日

カテゴリ:マイクロスコープ

前回からの続きです、サージテル(拡大鏡)からライカM320(実態顕微鏡)を導入して今まで見えずらかった物や見えなかったも物が見えるようになって、治療の質が格段に向上しました。

根管治療では内部の様子や破折したファイルもライカで見ながら取り除けますし、歯根の破折線の観察や、歯根端切除術ではマイクロミラーで根尖の側枝や破折線の有無もよく見えます、更に、根尖を見ながらレトロチップで拡大してMTAセメントでレトロフィリング(逆根管充填)も簡単にできます、術後は殆んど腫れも痛みもありません。

またライカを使えば、歯周病の治療では肉眼では見えなかった歯石や不良肉芽もよくみえます。

精密に歯を削らなければ審美的な治療がうまくいかない前歯の形成でも、歯と歯肉の境目の観察もライカで見ると別世界が見えてきます。もちろん綺麗な仕事ができなければ審美的なセラミックの歯などは作れません。

虫歯を削る際にも、実は歯の中の神経の形は年齢や虫歯の放置していた期間によってもだいぶ違うのですが、よく見ないと神経の一部が露出してしまうことがあります。そんな時もライカで見てみるとはっきりみえるので、神経を守り且つ第二象牙質の形成を促すMTAセメントの充填も簡単にんできるのです。

このような治療は、もう10年以上前から普通にしておりましたので、今となってはあまり新しい治療ではないかもしれませんね。

ではまた!