インプラント治療

投稿日:2016年10月23日

カテゴリ:インプラント

インプラントを顎の骨に埋入する場合、どんな種類のインプラントを、どの位置にどの方向で埋入するかは大変重要な事です。

前歯部なのか臼歯部なのか、上顎なのか下顎なのか、埋入するインプラントの隣は天然の歯なのか既にインプラントが入っているのか、インプラントの場合そのインプラントのメーカーはどこなのか、またそのインプラントは、エクスターナルジョイントなのかインターナルジョイントなのか、はたまたワンピースタイプなのか、、、

またインプラントはインプラント周囲炎に罹患しておらず健全な状態にあるのか、そして埋入する部位の骨の幅と深さと骨の密度はどうか、歯肉の厚みと硬さ、不動歯肉はどの程度あるのか、、、

そもそも患者様の健康状態に骨粗鬆症や糖尿病、喫煙などのリスクはないのか、、、

埋入がうまくいって、インプラントと骨が完全にインテグレーションした暁には、次のステップであるインプラントの上部の歯を作らなければなりません、これには審美的に形と色を口腔内でマッチさせなければなりません。また予防医学的に食差が溜まりにくく磨きやすい形態でなければなりません、更にメンテナンス性を高めるため外しやすい構造も求められるのです。

更にかみ合わせも良くなければ長期的な安定は期待できません。

などなど、考えなければいけないファクターは山のように有ります、更に書くと。

患者様の情報は見過ごすわけにはいきませんので、過去の問診による既往歴や常用薬の有無、現在の体の状態、血圧、血糖値、hbA1c,禁止されている薬の有無、アレルギーの有無、がん治療による放射線治療は受けているのか、、もし受けている場合はその強さと量はどれくらいなのか、、、

これから抜歯してインプラントを埋入する場合、何が原因(虫歯、歯周病、歯根破折など)で抜歯に至るのか、そして抜歯後にどのようにその部位が治癒して行くかを予想するには、周囲の歯やインプラントの状態やかみ合わせ、歯周病の程度、歯ぎしり食いしばりの有無、をよく診察することで抜歯と同時にインプラントを埋入するのか、骨の治癒をある程度待ってからインプラント埋入するのかきめるのです。

そして抜歯と同時にインプラント埋入する場合、上顎前歯部と臼歯部では術式が全然違うのです。

上顎前歯部の場合、唇側の骨の厚みが薄すぎるため殆んどのケースで歯肉の移植を行って、血流を確保しないと、薄い骨の長期保存が難しくなるのです。また骨自体の厚みも厚くするため、自家骨や人工骨を用いて骨造成が必要となります。

骨造成のための人工骨も、人骨、牛などの動物の骨、化学的に作った骨があり、それぞれ長所と短所が有り考える要素は盛りだくさんです。

このように、考えなければならないファクターは途轍も無く多いのです。

より完璧なインプラント治療ができるように頑張ります。