スポーツドリンクについて

投稿日:2017年1月18日

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皆さんは普段スポーツドリンクを飲みますか?

スポーツをしたことがある方なら、したことがない方でも一度は口にしたことがあると思います。

スポーツドリンクは虫歯になりやすいため控えるように指導させていただいています。しかし、脱水時には水よりスポーツドリンクの方が良い=体にはいいと思っていませんか?

今日はそこについてブログを書きたいと思います。

まず、経口補水液について。

経口補水液の塩分濃度の目安は、生理食塩水の濃度0、9%の約3分の1、すなわち500mlあたり塩1、5g(ナトリウム600mg)です。

しかし、スポーツドリンクは効果よりも美味しさを優先し、4〜6%前後の糖質に少量の塩を加えています。スイカに塩をかけて食べるみたく、甘いものに少し塩分を加えると、より甘さを感じるようになりますが、(味の対比)塩分が多いとまずくなるためです。

例えば、代表的なスポーツドリンクの500mlあたりのナトリウム量をみてみると、ポカリスエットでは245mg、アクエリアスは200mgしかなく、電解質補給には濃度が不足しているのです。

また、水分補給(補水)においては、吸収効果が良いのはブドウ糖2%前後と言われています。ブドウ糖2%で補給すれば、静脈内への点滴と似た効果を生じますが、これより濃度が高くても低くても効果は低下してします。

しかし、スポーツドリンクの糖質濃度はこの2〜3倍で、しかもブドウ糖ではなく砂糖や異性化糖が使用されることが多いため、緊急性を要する病的脱水時には水分補給の効率が悪いのです。

このように、スポーツドリンクは補水には糖質過多・塩分過少でバランスが悪いために脱水症状には不向きなのです。

そのため、スポーツドリンク類に至っては、平素も緊急時も、水分補給の目的で出番はなく、嗜好品(ソフトドリンク)に過ぎません。また、いうまでもなく、常飲すれば虫歯になりやすい酸性飲料です。

ソフトドリンクは、虫歯のなりやすさだけでなく、肥満へもつながります。

さらに、ソフトドリンクの摂取量が多い人ほど、魚介類や野菜などのきちんとした食事をとるという基本的な習慣が減っていることもわかっています。

健康的な食生活を守るためにも、スポーツドリンクと経口補水液の違いを正しく理解し、常飲は控えるようにしましょう。