態癖について

投稿日:2017年2月22日

カテゴリ:噛み合わせ 矯正

歯並びに影響する要因のひとつに、日常的な姿勢があげられます。

なかでも睡眠時やリラックス時の姿勢である「うつぶせ寝・横向き寝」と「頬杖」は、歯列への影響が大きい態癖と言われています。

態癖とはわかりやすくいうと、口腔をはじめ全身に影響を与える「よくない生活習慣」のことです。態癖と一言でいっても色々な種類があり

「狭義の態壁」「広義の態壁」「口腔周囲の癖」の3つに分類されます。

今回はそのなかで「狭義の態壁」についてを書かせていただきます。

 

歯は、かなり弱い力でも動きます。顎口腔系に50gの力が1時間加われば、骨の形が変わったり、歯が動いたりします。なので矯正治療で使うような細いワイヤーで引っ張った時にも歯が動くのです。

実際犬の散歩で毎日1時間、犬をショルダーバックで抱えていたり、テレビを見ながら歯ブラシを1時間くわえて歯が動いた例もあります。

1日1時間ほどの間歇的な力でも影響があるのを考えると、睡眠癖や頬杖が骨や歯に悪影響を及ぼすのはわかりますよね。

口腔への影響としてあげられるものは

・歯列弓の変形・歯軸の傾斜・歯肉、歯槽骨が薄くなる(歯肉ラインの不正・歯肉退縮)・咬合平面の非対称・後方の干渉による前歯部の咬耗・被蓋関係の異常(前突・クロスバイト・オープンバイト等)・腫脹した口唇、圧痕のある頬粘膜・歯牙歯周組織の破壊、咬合崩壊・クレンチング(窮屈な咬合)・TMJ症状・補綴物の破損、義歯による潰瘍

顔貌への影響として、

・顔貌の非対称・低舌位による上顎の発育不全・下顎偏位・気道の狭窄、

鼻炎、口呼吸・側頭骨、顎骨等の変形

全身への影響として

・頭の傾き・全身のねじれ

があります。

これらは子供だけでなく、大人にもおこりえます。

普段何気なく頬杖をついたり、うつ伏せに寝ている方がおられましたら、意識して改善してみてください。