子供の歯磨き

投稿日:2017年7月19日

カテゴリ:スタッフブログ セルフケア 予防歯科

よく、小さなお子様をお持ちの方に、お子様におすすめの歯ブラシや歯磨剤についてご質問を受けます。

なかなか歯磨きをしてくれない、仕上げ磨きをさせてくれない、きちんと磨けていないのではないか…などなど、様々なお悩みがあるかと思います。

まず、歯ブラシの選び方ですが、柄がストレートで、ブラシ部分が小さく(だいたいお子様の指の幅1本半程度)、コシのあるものがおすすめです。また、古くなった歯ブラシはプラークを除去する能力が落ちます。毛先が開いてきたら新しいものに交換してください。小さなお子様だと特に歯ブラシを噛むことが多く、すぐに毛先が広がるので子供用と親の仕上げみがき用は別の歯ブラシを使い分けましょう。

歯磨剤についてですが、歯磨きに慣れていないお子様だと歯磨剤に含まれる発泡剤や香料によって、磨けていないのに磨けた気になってしまいがちです。ですのでまずはなにもつけない状態で磨く練習もおすすめです。

フッ化物の配合されている歯磨剤も、プラークが歯についたままであれば効果は期待できませんので、まずはきれいに磨くことができてから、仕上げみがきで使ってあげましょう。ただ、低年齢児では、使用する歯磨剤の約30%も飲み込むといわれているため、フッ化物濃度がそれほど高くないものを使い、量もグリーンピース大くらいの適切な量を心がけましょう。

口の中には多数の細菌がいますが、虫歯は歯の表面についたプラーク中の細菌によってつくられます。プラーク中には1gあたり1000億もの細菌が含まれており、食物中の糖分がプラーク中にとりこまれると、細菌が糖を代謝して酸をつくり、その酸によって歯からカルシウムなどのミネラルが溶け出すことにより虫歯になるのです。

歯磨きや、フロスをがんばっても口の中の細菌を完全に取り除くことは不可能です。たとえ歯磨きで細菌の数が減ったとしても、細菌の繁殖力は早いので数日もすれば元に戻ってしまいます。

したがって歯磨きだけで虫歯を完全に防ぐことは難しく、食生活の改善や、フッ素塗布による歯質の強化なども並行して行うことがおすすめです。