フッ素濃度の上限があがった!!

投稿日:2017年8月9日

カテゴリ:予防歯科 未分類

フッ素虫歯予防に有効なのは皆さんもご存知だと思います。

これまでフッ化物を配合する歯磨き類(ブラッシングを行うもので、液体の剤形を除く)でもっとも高濃度なフッ素濃度は1,000ppm(0,10%)でしたが、3月17日、1,500ppm(0.15%)を上限とする高濃度のフッ化物を配合する薬用歯磨き類が医薬部外品として承認されました。

併せて、日本歯磨工業会が「高濃度フッ化物配合薬用歯磨きの注意表示等について」という自主基準を策定しました。

さらにこれをうけて、厚生労働省は3月17日、「フッ化物を配合する薬用歯磨き類の使用上の注意について」という通知を発出したところです。

フッ化物の応用に関しては、歯科医学の中で歴史的にもっとも長く疫学研究が行われ、疾病予防として生命科学で実証されています。

齲蝕予防のためのフッ化物応用は、水道水や食品への添加のような全身応用と、歯科診療所でのフッ化物歯面塗布や家庭でのフッ化物配合歯磨材、学校におけるフッ化物洗口など局所応用に分類され、いずれの方法も臨床的に大きな予防効果をあげていることは周知の事実です。

欧米諸国のみならず、国際的な基準を設定するISOもすでにフッ化物配合歯磨材の上限を1,500ppmと決定していたわけで、今回の厚生労働省の認可は大いに歓迎すべきではありますが、遅すぎたともいえます。

1,000ppm以上のフッ素濃度では、500ppm高くなるごとに6%の齲蝕予防効果の上昇がみられることは疑いのない事実です。これからの歯根面齲蝕を主とした成人の齲蝕予防には欠かせないものとなるでしょう。 

のぶ:デンタルクリニックで販売しているホームケアグッズも、パワーアップ予定です。グッズをうまく取り入れて、虫歯予防をしていきましょう。