矯正治療で歯が動く仕組み

投稿日:2022年6月7日

カテゴリ:矯正

当院でも、多くの患者様が、されている矯正治療。

どうして矯正装置をつけると、硬い歯が動いて綺麗に並ぶのでしょうか?

歯は、矯正装置により力がかかると、骨の吸収と再生を繰り返し徐々に移動していきます。

 

骨の吸収と再生の繰り返し

歯は歯茎の骨(歯槽骨)に直接ついているのではありません。

歯と歯槽骨の間には、食事の際の衝撃を和らげるクッションのような役割のある歯根膜という組織があります。

この歯根膜は元の厚さを保とうという働きがあります。

矯正装置を使って、歯を引っ張ると引っ張った方向へ歯根膜は縮み、反対側は伸びます。縮んだ歯根膜は元の厚さに戻ろうとする為、骨を溶かしてスペースを作ります【吸収】

反対に伸びた歯根膜は骨を作りスペースを埋めていきます【再生】

 

この吸収と再生を繰り返すことで、歯は移動して、動いていくのです。

 

骨が作り替えられるのを待つ為、歯の動くスピードは1か月に1ミリ程度です。早く動かそうと強い力をかけると歯の根や骨、稀に神経にダメージを与えてしまうので、その最適なスピード、力を計算し、少しずつ継続的に力をかけていきます。 

その為、矯正治療には時間がかかるのです。

 

歯並びにお悩みでしたら、是非ご相談ください。

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