リテーナーによる保定期間はどれくらい?
投稿日:2025年5月31日
カテゴリ:矯正
歯科矯正が終わり歯並びが綺麗になるとそれでおしまいではなく、歯並びが元の位置に戻る後戻りを防ぐために「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用します。
一般的にリテーナーの装着期間は治療期間と同程度となります。個人差がありますが、1年の矯正なら1年以上、2年半の矯正なら2年半以上は着用していただきます。
後戻りの主な原因はリテーナーの装着不足であり、決められた装着期間を守れず、後戻りにつながるケースも少なくありません。
長い時間と多くの費用をかけて手に入れた美しい歯並びを維持するためにも、歯科医師の指示に従ってリテーナーの装着期間を守ることが重要です。
リテーナーの装着時間は、最初は1日20時間以上からはじめ、保定が進んで歯並びが身体に馴染むのに合わせてリテーナーの装着時間を減らしていきます。
リテーナーの装着時間を減らす場合は自己判断せず、クリニックの定期検診時にご相談ください。
歯の状態が安定してきたら、リテーナーの装着時間が短くなり、保定期間が終了します。しかし、保定期間が終了した後も、歯は元の位置に戻ろうと自然に少しずつ動くので、保定期間が終了しても、寝る時だけなど短時間でも可能な限りリテーナーを装着し続けることが望ましいです。
保定期間は長期になるので、リテーナーをつけ忘れたり、面倒になってしまうこともあるでしょう。再度装着した際に痛みを感じたときは、後戻りのサインです。特に、矯正装置を外してから半年程度は歯が安定しないため、1日さぼるだけでも違和感や軽い痛みを感じる可能性があります。
軽い痛みであれば、リテーナーを再度時間を守って装着することで、後戻りが進むのを防ぐことができます。
長期で装着を怠ると、リテーナーが入らない場合もあります。その場合は、無理に装着しようとすると歯や歯茎を傷つける可能性がございますので、早めの受診が必要です。
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