インプラント治療後に気をつけることってなんですか?
投稿日:2025年9月30日
カテゴリ:インプラント
インプラント治療は、失った歯を補い、噛む力や見た目を自然に回復できる治療法です。しかし、治療後の過ごし方によって治り方やその後の経過が大きく変わるため、正しいケアがとても大切です。今回は、インプラント治療後に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
まず、食事についてです。手術当日はアルコールや香辛料など刺激の強い食品を避け、柔らかいものを選ぶようにしましょう。また、食事の際はできるだけ手術した側では咬まないようにしましょう。
次に、お口の清掃も重要です。手術当日は強いうがいはせず、翌日からは食後に優しくうがいを行ってください。歯磨きは手術をしていない部分を中心に丁寧に行い、手術部位はなるべく避けて磨くようにしましょう。
また、当日は血流が良くなるような激しい運動や入浴は控えてください。翌日以降、出血や発熱がなければ入浴も可能ですが、長湯は避けたほうが安心です。また、舌や指で手術部位を触るのは治癒の妨げになりますので注意しましょう。
さらに、飲酒や喫煙にも注意が必要です。飲酒は血流を促進し、出血や腫れを悪化させる可能性がありますので、手術当日は控えてください。また、喫煙は血流を悪くしたり、インプラントと骨が結合するのを妨げたりと、治りを遅らせてしまいます。できるだけ禁煙、あるいは本数を減らすことが望ましいです。
腫れや痛みは多くの場合一時的です。処方された薬は必ず指示通りに服用して過ごしましょう。ほとんどの方は数日で症状が落ち着いてきますので、過度な心配はいりません。万が一強い痛みや出血が長引く場合は、自己判断せず早めにご連絡ください。
最後に、インプラントは「入れて終わり」ではなく、治療後のケアが長期的な成功の鍵となります。毎日の歯磨きに加え、定期的なメンテナンスを受けることで、インプラントを長持ちさせることができます。ぜひ正しいケアを心がけて、安心して快適な生活をお過ごしください。
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