抗生剤の耐性

投稿日:2016年11月22日

カテゴリ:インプラント

歯科では抜歯やインプラントなどの外科処置後や歯周病などで腫れているときなどに抗生剤を処方されることがしばしばあります。皆さんは意識せず処方された薬を今まで服用していらっしゃる方も多いと思いますが抗生剤に対して‘耐性“という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?‘耐性”とは疾病の治療に用いられる医薬品などを反復して投与するうちに、投与された人や動物が抵抗性を獲得して効力が低下していく現象のことをいいます。抗生剤には様々な種類・系統がありますが風邪などの感染症に対して内科で処方されている抗生剤は割と汎用されているため同じ抗生剤を服用しているうちに耐性ができており実は効きにくい状態になっていることもあります。当院では‘耐性“という観点から内科などで主に処方されている抗生剤とは系統の違ったものを主に処方させていただいております。とはいえ、副作用(胃腸障害、全身倦怠感、体質の変化)やアレルギーはどの抗生剤に対しても起こりうるリスクです。そのためご自身の体質と相性のあう抗生剤を把握し知識を深めることは非常に大切なことといえます。

ページトップへ戻る