デンタルフロス

投稿日:2017年2月6日

カテゴリ:予防歯科 未分類

今日来院された患者さまに、デンタルフロスを指導させていただきました。

すると患者さまから、『デンタルフロスを使うと。歯に隙間ができるのではないか』と聞かれました。

以前も別の患者さまから何回か同じような質問を受けたことがあります。

 

デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具は、適切に使用すれば

歯に隙間ができることはありません。しかし、過度な力による清掃や、誤った方向から無理に器具を挿入するような清掃方法を行い続けると、歯の移動や歯肉へ外傷による退縮にともない歯に隙間ができる、あるいは歯に隙間ができたように見える可能性は否定できません。

歯間清掃用具の使用は、歯周病や虫歯のリスクと関連しています。歯周病は、歯肉の退縮や歯の移動の原因となり、結果として「歯に隙間ができる」ことにはなりますが、適切なデンタルフロスの使用は歯周病のリスクを下げることがわかっています。

また、隣接面の虫歯は歯質の欠損や歯の移動の原因となりこちらも結果として「歯に隙間ができる」ことになりますが、適切なフロッシングは隣接面の虫歯のリスクを下げる効果があります。

虫歯は隣接面に多くできます。

実際、手用の歯ブラシのみで歯磨きを行った時の歯垢の除去率は約60%くらいといわれてます。歯ブラシ➕デンタルフロスを使用することで、除去率は約80%くらいに上がるのです。

デンタルフロスを正しく使用して、隣接面の虫歯をしっかり予防していきましょう。

 

 

 

 

 

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