銀歯の寿命について

投稿日:2021年6月20日

カテゴリ:虫歯

虫歯を治療したあとに、どのような素材の詰め物や被せ物をするか悩みますよね?保険診療内で治療する場合、銀歯を選択する患者さんもまだ多くいらっしゃします。

銀歯の寿命は一般的に5~7年といわれています。きちんと歯のメンテナンスをしていればさらに長持ちしますが一生ものではありません。それは銀歯は少しずつ劣化する素材だからです。口の中の銀歯の金属は徐々に腐食していき、形が変形することもあります。また金属そのものだけでなく、銀歯をつけている接着剤も唾液により劣化していきます。すると徐々に歯と銀歯のあいだに隙間ができ、銀歯の脱落や銀歯の下の虫歯の原因となっていくのです。

銀歯の下の虫歯はレントゲンでも見つけにくいことがあります。神経が残っている歯であれば、痛みを感じることで虫歯に気づくこともできますが、神経が無い歯であれば痛みを感じることがないので虫歯に気づくのが遅れてしまいます。虫歯が重度に進行していれば抜歯の可能性も出てきてしまいます。

銀歯で治療した歯は数年後には再治療のリスクがあることを覚えておきましょう!

 

 

 

 

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