骨吸収とは

投稿日:2021年5月28日

カテゴリ:歯周病

歯は、歯槽骨と呼ばれる骨で支えられています。この歯槽骨が様々な理由で溶けてしまうことがあります。この歯槽骨が溶けることを”骨吸収”といいます。

骨吸収の代表的な原因が”歯周病“になります。口腔内の衛生管理が十分でなく、プラークや歯石が付着しているとそこはたくさんの細菌の住処になります。これらの細菌が歯と歯茎の境目の中で繁殖し、歯周ポケットができ、少しずつ歯茎が歯から離れていきます。剥がれた隙間から細菌が侵入し、歯槽骨まで到達すると歯槽骨を破壊してしまいます。自覚症状がないまま少しずつ歯槽骨を溶かしていきます。

また、歯槽骨が溶けてくると、周りの歯肉もだんだん減っていき歯が伸びたように見えてしまいます。しかし、実際には歯が伸びるのではなく歯の周囲の歯肉が下がり見た目の歯の長さが長く見えているのです。症状が進行すると、最終的には歯が支えられなくなり歯を失うことにもなりかねません

症状の進行を抑えるために細菌の住処であるプラークや歯石をしっかり取り除くことが重要となります。定期的な歯科医院での検診・歯のクリーニングをし予防してきましょう!

 

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