治療後の歯の痛み

投稿日:2018年4月30日

カテゴリ:虫歯

虫歯の治療をした後なのに歯に痛みを感じたことはありませんか。よくお問い合わせをいただくのは歯に詰め物をした後に、痛みが治まらない・冷たいものがしみるといった症状です。原因はいくつかあります。例えば、治療後は、神経に近い部分の虫歯を削る事により神経が炎症を起こして、過敏になっていることが考えられます。また、金属の熱の伝わりやすさも関係しています。冷たいものや熱いものを食べたときに、治療をした銀歯を通じて、歯の下にある神経が刺激されることにより痛みを感じます。
これらの症状が回復するのには、ある程度の時間が必要です。一般的には2~3週間で落ち着きますが、人によっては何ヶ月、何年もかかる場合があります。応急処置として、市販の痛み止めを服用する方法もあります。濡れタオルや保冷材などで冷やすことも和らげることに効果的です。
痛みがいつまでも続くようであれば、神経を取ってしまうという治療もあります。ただ、神経をとる処置にはデメリットもあります。歯の内部には神経の他に血液が流れていて、神経を抜くと同時に血液が遮断され、血液によって歯に運ばれていた水分が補われなくなり、割れたり欠けやすくなってしまいます。神経がないことにより、痛みやしみるといった歯の異常に気づきにくくもなります。
痛みにお悩みの場合、神経の処置が必要な症状なのかどうか、歯科医院に相談してみてください。

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