乳歯の虫歯

投稿日:2018年6月26日

カテゴリ:虫歯

乳歯はいずれ永久歯に生え変わるので虫歯になっても心配ないと思っている人も多いかもしれません。しかし乳歯の虫歯をずっと放っておくと歯の根の部分にまで進行し、その後に生えてくる永久歯が虫歯になる可能性を高めてしまいます。歯並びにも悪影響を及ぼします。永久歯は乳歯の真下にあり、乳歯を押し出すようにまっすぐ生えます。乳歯が虫歯により削られたりさらには抜けてしまったりすると、永久歯がまっすぐに生えずに傾いて生えてしまうこともあります。乳歯がなければしっかり噛むことができず、顎が発達せずに永久歯の生えてくるスペースもんくなってしまいます。

とくに乳歯が虫歯になりやすいのは、永久歯との生え変わりの時期と言われています。一般的に6歳頃から永久歯が生え始め14歳頃までに生えそろいます。この時期に虫歯になりやすいのは乳歯と永久歯が入り混じり、歯が抜けている部分もあり、磨きにくいためです。また、生えたばかりの歯はエナメル質が弱いため、酸におかされやすく、むし歯になりやすいという特徴があります。

子供の虫歯は大人のようにすぐに色が黒や茶に濁らず、白く濁ったような状態から始まり、進行するとそのままの色で歯が軟かくなり、穴が開いていきます。色だけで判断をすると、一見虫歯のようには見えない事が多いので注意が必要です。

ページトップへ戻る