歯列不正(受け口について)

投稿日:2020年1月20日

カテゴリ:噛み合わせ 矯正

歯列不正のひとつ、受け口についての原因や治療法をお話します。

一般的に受け口といわれている症状は、反対咬合や下顎前突、といわれる、通常の噛み合わせが反対になっていて、下の歯が上の歯よりも前にでている状態です。
噛み合わせが合わないので、咀嚼がうまくできずに食事を楽しめなかったり、サ行などの発音がスムーズにできなかったり、舌ったらずの話し方になるなどの不具合が生じます。
他にも、あごがしゃくれて見えるなどの審美的な面での精神的な負担や、下顎前突が全身のバランスにも影響してきてしまいます。

受け口の1つの原因として、両親が受け口の場合に子供に遺伝する場合があります。

2つの原因として、上の前歯が内側に生えてきたり、下の前歯が外向きに生えてきたりすると噛み合わせが逆になってしまうことがあります。

3つめの原因として、顎を突き出す癖や下の前歯を押す癖、指しゃぶりなどの癖がある場合は受け口になる場合があります。

4つめの原因として、通常であれば口を閉じて鼻呼吸していますが、口呼吸が習慣になっていると下顎前突になりやすくなるとされています。
通常、舌の定位置は口を閉じていると上顎にくっついている状態で、その力のバランスによって上顎の歯列が整っていきます。
しかし、口呼吸を続けていると、舌が下顎に接しているので、下顎前突になりやすくなってしまいます。

受け口の治療法として、
【子供の場合】
子供が受け口の場合は、骨の成長を利用して矯正をすることで比較的治療しやすいとされています。
下顎が10代で急激に成長するので、それにつれて受け口は目立つようになってきます。下顎が成長するまでに治療を受けたほうがよいでしょう。
受け口の治療は早ければ3歳位から治療が可能なので、お子様が受け口かな、と心配になる場合は早めに診察をして治療を始めるとよいでしょう。

【成人の場合】
歯列の骨が成長しきっているので、歯列矯正を行います。ライフスタイルや予算、症状に応じて、一般的なブラケットを使用する矯正やマウスピースを使った矯正などで治療することができます。

また、外科的治療により、
一般的な歯列矯正と外科的治療を組み合わせた治療で、手術をしやすくするための矯正を行い、手術に臨みます。手術後も矯正を引き続き行って、歯列を整えていきます。

受け口は見た目のコンプレックスだけではなく、噛み合わせや全身のバランス、咀嚼不良による胃腸への負担など影響します。外科的な治療をする場合は、治療機関によっては治療費も抑えることができるので、気になっている方はまずはご相談にお越しください。