歯列不正(すきっぱの原因について)

投稿日:2020年1月28日

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すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間があることで、正式名称は空隙歯列(くうげきしれつ)または歯間離開歯(しかんりかいし)と言い、これは虫歯などで穴が開いたわけではなく、自然に隙間が空いてしまった状態のことです。

すきっ歯になる主な原因は2つあります。
一つは、生まれつきによる原因
もう一つは習慣や癖が原因によるものです。

●生まれつきによる原因とは
1、すきっ歯になっている部分の歯がもともと小さかったり、形が悪かったりして隙間が生じてしまう場合。
2、一般的に成人の永久歯は上下合わせて28本ですが、遺伝などが原因で歯が不足していることがあったり、歯が根の周辺や顎の骨の中に埋まったままで生えてこなくて隙間がができる場合。
3、歯の大きさに対して顎が大きすぎたり、顎の大きさに対して歯が小さすぎたりすること等が原因で、歯と顎のバランスが崩れて隙間ができる場合。

●習慣や癖による原因とは
1、頻繁に頬杖をつく癖があると、奥歯の噛み合わせがおかしくなり、歯並びだけでなく姿勢も悪くなる場合。
2、小さいころからうつ伏せや横向きの体勢で寝る習慣があると、歯列や顎顔面の骨の歪みだけに留まらず全身の骨格が寝る姿勢に合わせた形に歪むことがある場合。
3、幼少期に指しゃぶりの癖が治らず出っ歯になっている人や、力を入れないと唇を閉じることができない人は、食べ物や飲み物を飲み込む際、舌を前歯の裏に押し付ける癖のある傾向があり、前歯が徐々に開いてすきっ歯になる場合。

すきっ歯を放置すると
●歯の間に食べかすなどが詰まりやすくなり、しっかりと歯が磨けていないと、歯の間に細菌が繁殖して虫歯になったり、歯肉の炎症や歯周病になりやすくなります。
●歯と歯の間に隙間があるので サ行やタ行が喋りづらくなって発音が不明瞭になり、他の人には聞き取りいこともあります。
●噛み合わせが悪くなり、食べ物をしっかり噛み砕くことができず、飲み込みがうまくできないこともあり胃腸に負担がかかります。
●不自然に隙間が空いている歯が目立ってしまいます。

すきっ歯の治療方法
治療によっては保険診療でできることもありますが、基本的には外見を改善する為の治療になりますので、保険診療適用外となります。

5つの治療方法
1、ダイレクトボンディング
  天然の歯を削らずに、コンポジットレジン(ハイブリッドレジン)を直接もりつけてすきっ歯を治す方法です。
  着色や変色が起こりうるので、定期的な再研磨が必要です。
2、ラミネートべニア
  歯の表面を0.5~0.7㎜程度削って、薄いセラミックを貼り付けて治す方法です。
  歯の間の隙間が3㎜くらいまでなら可能ですが、隙間の分歯が大きくなるため、あまり大きな隙間だとできない治療です。
  天然の歯を削る点がデメリットですが、セラミックなので変色もなく汚れも付きにくいです。
3、クラウン
  すでに詰め物が入っていたり、歯の神経がなくなっている場合に場合に用いられる方法です。
  すきっ歯の隙間をセラミックの被せ物や差し歯で治す方法です。
  歯を削って被せ物をすることによって歯の大きさや形を変更してすきっ歯の隙間を埋めます。
  ラミネートべニアより歯を削る量は多くなりますが、前歯の大きさにばらつきがある場合、セラミックをかぶせることにより、バランス良く整えることができます。
  自分の歯の色や形に合わせることができ、一部分を削って色を付け加えることもできます。
4、マウスピース矯正
  定期的に歯型に合わせたマウスピースを好感しながら隙間を埋めていく方法です。
  マウスピースは透明で目立たないのが特徴ですが、その分一日15時間以上の装着が必要で、装着時間が短いと設計して製作されたマウスピースが無駄になったり、作り直しが必要になることもあります。
5、ワイヤー矯正
  歯の面側につける矯正装置を使って、ワイヤーの力で歯を動かしながら隙間を埋めていく方法です。
  両サイドから歯を中央に集めるようにして動かします。もともと歯が足りない状態なので、抜歯をせずに治療できます。
  マウスピース矯正との違いは、24時間歯を動かす力が作用するので、治療にかかる時間が比較的短く済むことが多いです。

すきっ歯は自力で治すことはできません。まずはご相談にお越しください。