副鼻腔炎(蓄膿症)と虫歯の関係

投稿日:2022年1月31日

カテゴリ:虫歯

虫歯を放置することで起こる病気には蓄膿症(副鼻腔炎)があります。蓄膿症と言うと、鼻の病気のイメージがあり、歯に関係があるの?と思われるかもしれません。実は虫歯が原因で蓄膿症が引き起こされることがあります。蓄膿症とは目や頬骨の後ろ、額に位置する上顎洞と言う空洞に炎症が起き、膿がたまる病気の事です。一般的には蓄膿症(副鼻腔炎)といわれ、歯科では「歯性上顎洞炎」という言い方もします。

上顎の歯が虫歯になり根の先に膿ができると細菌が上顎洞に入ってしまうことで引き起こされます。症状としては、歯の痛み、頭痛、目の周りや額の圧迫感や圧痛、喉の痛み、鼻づまりや粘りのある鼻水が出たりと風邪の症状に似ています。

特定の歯に痛みの症状が出ている場合は虫歯などが考えられますが、複数の奥歯に痛みがある、上顎の歯が全体的に痛いなどといった場合には蓄膿症(副鼻腔炎)を疑ってみてもよいかもしれません。

蓄膿症(副鼻腔炎)は歯が原因の場合だけでなく、鼻やその他の要因で発症していることも考えられますので早期の受診をおすすめします。

ページトップへ戻る