乳酸菌タブレットとキシリトールの違い

投稿日:2018年2月13日

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虫歯予防のために摂る乳酸菌のタブレットがあります。

今まではキシリトールのタブレットをお勧めしてきました。

実際、乳酸菌とキシリトール、どのように虫歯予防に作用しているのでしょうか?

虫歯予防のために摂る乳酸菌タブレットには、ミュータンス菌の増殖を抑える乳酸菌が入っています。キシリトールとの違いはその作用機序です。

キシリトールは、ミュータンス菌が分解できないため、摂ることで菌による酸の産生が抑えられます。また。栄養源にもならないため、ミュータンス菌自体の活動も弱められます。

一方、乳酸菌は、酸やバクテリオシン(類縁菌に対して抗菌活性を持つタンパク質やペプチド)を産生する事によってミュータンス菌の増殖を抑制し、虫歯になりにくい口腔環境を作ると考えられています。

ブラッシングが充分にできていれば、就寝前のブラッシング後に乳酸菌タブレットを食べても虫歯にならないと考えられます。その理由の一つ目は、乳酸菌が作用するのは基本的にタブレットを舐めてる間であり、長時間にわたって口腔内が酸性の状態にはならないからです。デンタルプラーク形成過程で取り込まれた一部の乳酸菌は長くは生きられず、他の菌と相互作用しながら徐々に消滅していきます。すでに出来上がった口腔フローラ(口腔内に棲息する細菌の集団)に外から新たに乳酸菌が入ってきても、なかなか定着することはできないのです。

二つ目は、乳酸菌タブレットには甘味料としてショ糖の代わりにキシリトールが使用されていることがほとんどです。そのため、就寝中にミュータンス菌や乳酸菌による酸産生が促進されることはありんません。

ただし、乳酸菌タブレットの虫歯予防効果と虫歯発生リスクに関する研究はキシリトールに比べて歴史が浅く、症例数も多くありません。特に唾液緩衝能が低い症例における影響については、さらなる研究が必要と思われます。

のぶ:デンタルクリニックでは乳酸菌タブレットとして、プロデンティスを置いてあります。

気になった方は是非スタッフに声をかけてみてください。