かみ合わせ治療

投稿日:2016年8月25日

カテゴリ:噛み合わせ

かみ合わせの話です。一般的には、成長発育の過程で6歳前後になると上下顎ともに6歳臼歯(第一大臼歯、前歯から後ろ方向に数えて6番目に生える歯)が生えてきます、この歯は乳歯とは関係なく歯茎を破って生えてきます。

次に前歯の乳歯が抜けて永久歯の前歯が生えてきます、次に前から4番目の乳歯が抜けて第一小臼歯が生えてきます、次に前から5番目の歯が抜けて第二小臼歯が生えてきます。

次に前から3番目の乳犬歯が抜けて永久歯の犬歯が生えてきます、次に前から7番目に12歳臼歯が(第二大臼歯、12歳前後で生えてくる歯)歯肉を突き破って生えてきます、これで咬合が構成されます。

この時点では、あまり歯も咬耗が進んでいないため、理想的に生えそろった場合には下顎を左右に動かす場合、犬歯が下顎の動きを規制するために犬歯誘導という咬合様式に例えられます。

ここから3から5年前後で犬歯の咬耗が進み犬歯だけが下顎の動きを規制するのではなく、前後の2番目と4番目の歯も下顎の左右の動きに参加し始めます、この状況をグループファンクションといいます。

更に咬耗が進んでくると下顎の動きにすべての歯がどこかしらで噛んでいる状態になります。これをフルバランスオクル―ジョンといいます。

ただ、ほとんどの人に歯列の不正や顎骨のゆがみが有るために上記のようなストリー通りには行きません。

すると、どこか咬合の不都合が集結する歯が出てきますのでその歯が虫歯や歯周病に早く罹患するのです。

かみ合わせを正常にしないまま治療しても、また同じ歯がダメになるのは皆さんも理解できると思います。

と、軽い不正咬合や1,2本の虫歯程度なら問題はあまり複雑ではありませんが、その1,2本を治療せずに何年も何十年もほっとくと問題は複雑に絡み合い顎の骨そのものの歪みや、顎関節に問題が出てきます、虫歯も放置しすぎると、抜歯に陥り歯の欠損が出てきます、おまけに歯周病も付いてきます。

こうなると話は単純ではないので、いろいろな治療をしなければならなくなり、時間も費用も莫大にかかってしまうのです。

殆んどの歯が崩壊していて咬合も崩壊している場合は、全顎補綴と言ってすべての歯を作らなければなりませんが、何を基準に歯を設計するかが大きなポイントです。

多くの歯医者や技工士さんが、長年の経験やなんとなくで作っているのが多いように思いますが、のぶ:デンタルクリニックでは、キャディアックスシステムを用いて、下顎の動きをコンピューターで三次元的に捉え、頭蓋骨に対して上顎がどの位置にあり、かつ下顎頭の関節の左右の違いなどを正確に専用の咬合器にトランスファーすることで、どのような歯列を完成させれば、より良い咬合を確立できるかを定量的に導きだせるのです。

このシステムで導き出せる咬合様式をシーケンシャル咬合(順次誘導咬合)といいます。歯ぎしりをしてもすべての歯で力を分散できるシステムなので、より理想に近い咬合を確立できるのです。

ではまた!

 

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