インプラントの適応

投稿日:2016年11月1日

カテゴリ:インプラント

インプラントを埋入するためには十分な骨量が必要です。歯周病の場合はまず歯周病の治療が必要です。放っておくと歯周病の進行により骨の吸収が始まり、そのままではインプラントが埋入できなくなります。また喫煙している方は血管収縮作用のため血流が阻害され術後の経過が良くないため、禁煙を進めております。歯が抜けて長期間放置した場合や、抜いた歯の状態などにより歯槽骨がやせている場合はソケットプリザベーションを行いインプラントを埋入するために必要な骨の量を確保することもできます。今回はソケットプリザベーションの治療の流れと使用するBMPについてお話したいと思います。
①麻酔下にて歯肉を開き明視野のもと歯槽骨の不足している部分に人工骨(BMP)を置きます。
抜歯後に直ちにこの処置を行う場合は感染している肉芽組織は十分に除去する必要性があります。取り残すことで骨の再生の妨げにつながるためであります。
②その上にテフロンシートを置き、歯肉を戻し縫合します。
③数か月後にテフロンシート除去・歯槽骨の再生の経過を見てオペの時期決定。
という流れになります。
この術式は下顎管や上顎洞(ソケットリフト)というインプラント埋入の際に重要な部位に対して十分な距離を確保するのにも有効な手段であります。
そして用いられるBMPは30%のHA(ハイドロキシアパタイト)と70%のβ-TCP
で構成されております。HAはリン酸カルシウムの一種で生体内でその表面にアパタイト層を形成し天然骨と直接結合するという性質を有し、β‐TCPは生体内で自然に吸収されるという性質を有しております。当院で使用しておりますHA・β‐TCP複合材料は双方の特性を併せ持った性質があり、単体のものよりも更に優れているといえます。
是非今後インプラント治療をお考えの方はご自身に必要な処置か否かなどお気軽にご相談ください。