インプラント

投稿日:2017年1月16日

カテゴリ:インプラント

インプラントとかみ合わせについて。

もともとブローネンマルク教授はインプラントは完全無歯顎に対して適応としていましたが、インプラントの表面性状の改良から、だんだん成功率も向上してきて、天然歯列の欠損部位に応用するようになってきました。

天然の歯は、元々歯根膜が有るために物を噛んだ時にクッションの役割が備わっています。しかしインプラントは骨に直接結合しているため、クッションは有りません。

なので天然歯列にインプラントを応用した場合、天然歯が最も沈み込んだ状態でインプラントの歯が噛むように、理論上天然歯よりほんの少し低めに設定する必要があるのです。

また例えば下顎の6番目にインプラントを入れて数年すると、その手前5番目の天然歯との間に隙間ができて物が挟まるようになることが良くあります。何故なのかと患者さんや先生方からよく聞かれます。

インプラントは歯根膜が無いので動きませんが、天然の歯は動きます、基本的に歯は前方に倒れていくので隙間ができるのです。

では何故倒れるのでしょうか、それは呼吸と姿勢に関係しているのです。

鼻と喉の通りが悪いと、首を前に出して気道を空けます、頭が体の中心から外れるので、その頭には重力が働き下に引っ張られます。つまり舌や喉頭ごと下に引かれるために、下顎の歯は内側に倒れる力がかかり、だんだん内前方に倒れていくためです。

人は生きているので老化します、20歳の身長が90歳では縮んでいるのは誰でも知っていると思いますが、口の中だって老化によって形は変化するのです。

ですから一度入れた人工の歯が何もなく40年も50年も変化なく持つと思っているほうが、間違っているのです。

人の人生には、殆んど病気もせずに80歳を迎える人もいれば、事故や病気になりながらも必死に80歳を迎える人もいて様々です。

同じ治療をしても10年しか持たない人もいれば、30年持つ人もいて当然です。

全身の健康をバランスよく整えていきましょう。